住幸房

家族や友人と考える。

まずは、家を建てたい・こんな家にしたい、と思うことが、住まい造りの第一歩です。
そこに住みたい人が主役です。私たちは脇役です。
家族や友人と住まい造りについて話をしてください。あんな家がいい、こんなスペースが欲しい、庭にはこんな木を植えたい、など何でも良いです。住まい造りに向けて気持ちが高まりワクワクしてきたら、その時が住まい造りの始まりです。

専門家に相談する。

設計士、工務店、大工さんなど住宅に関する仕事をしている人に連絡を取ってみましょう。もちろん、私たちも皆様の連絡をお待ちしています。
具体的にどこにどういう家を建てたいなどの話は後回しで構いません。一度、会って話をしてみて、住まい造りに関するいろいろな話を聞いてみてください。設計士が10人いれば10通りの話が、工務店に10社行けば、更に10通りの話が聞けるはずです。ハウスメーカーの住宅展示場に行ってみるのもいいかもしれません。
そして、信頼のできる人と出会えたら、自分の住まい造りに対する思いを伝えてください。どんな些細なことでも伝えてください。その人が今までに建てた家を見せてもらえるかもしれませんし、すぐに図面が出来上がってくるかもしれません。

家族や友人と考える。

土地調査

住まい造りについて勉強してください。勉強といっても、専門の知識を覚えろというのではありません。住まい造りは選択の連続です。土地、家の大きさ、など大きなことから、照明器具、洗面所の蛇口まで、本当に様々なことがあります。私たちは、使い勝手、耐久性、見た目など総合的に判断していろいろな提案をしていきますが、やはり最終決定は住む人の意見です。
ですので、ご自分の判断の幅を広げるためにも、いろいろな家を見て回ったり、いろんな人の話を聞いたりしてみてください。きっと、住まいに対するイメージが膨らんでくると思います。

思いを伝える。

住まいに対する思いを設計者に伝えてください。住まいに対する思いを受け取った私たちが、大まかな設計である基本計画をします。大まかといっても、この時点で、家の大きさや間取り、窓の位置や高さ、トイレやキッチン等の設備など、たくさんのことを決めます。そして、何度も打ち合わせを重ねます。途中で、「やっぱりこうしたい」と、希望が変わってくるかもしれません。思っていることは全部伝えて、納得するまで話し合ってください。
納得できる住まい造りができると判断できたら、設計契約を結びます。契約のタイミングは会社や設計士によっていろいろです。基本計画の前のこともあります。ハウスメーカーは基本設計まで無料でやっているところも多いようです。いずれにしても、納得できるまで話し合いを重ねてから、契約しましょう。
契約後に、基本設計をします。この基本設計の時点では、面積や構造など建築確認申請に必要なことを決めていきます。

法的審査を受ける。

茅葺き屋根

基本設計が終わると、建築確認申請をします。建築基準法に基づき、建築物などの建築計画が建築基準法令や建築基準関係規定に適合しているか審査してもらいます。ただし、この建築基準法は、伝統構法にとっては非常に難しい問題です。この法律は洋風建築を基準に定めてあるので、確認申請を通すために、やむなく金物を使わざるを得ない、内装に石膏ボードを張らないといけない等、法律の壁を越えられないことも少なくありません。
では、伝統構法は建築基準法を満たしていないから良くない建築物なのかというと、そうではありません。現実に、地震や台風にも耐え、1000年以上受け継がれてきた構法です。それを日本の気候風土にあっていない洋風建築の枠にはめようするほうが間違っているような気がするのですが・・・。
例えば、左の写真の茅葺きの屋根。茅葺きの屋根はこんなにも厚いので、断熱効果が高く、素材も土に還る非常に優れた材料なのですが、建築基準法の下での建築は不可能に近いのです。

金額の決定、契約終結。

照明 木製洗面台

建築確認済証の交付を受けたら、工事金額の見積りをします。見積もりをするためには基本設計よりも詳細な実施設計をする必要があります。ここで、材料や設備の選定、屋根材や外壁の素材など、見積もりに関係するものを決めていきます。
だいたいの場合は、予算を超えた見積もりが出来上がります。たくさんの希望を込めて設計しているのですから、金額も自然と膨らんでいきます。そして、譲れないところはなるべくそのままに、削れるところを削って、予算と見積もりの折り合いがつくまで、変更、見積もり、を繰り返し、工事金額が決まります。工事金額が決まったところで、工事請負契約を結びます。

連携して工事を進める。

地鎮祭 棟上げ 棟上げ貫入れ 棟上げ風景 外壁塗り

工事請負契約を結び、工事日程を調整したら、いよいよ着工です。まず、地鎮祭を行います。それから、基礎工事を進めながら、構造材となる木材の加工をしていきます。構造材の加工が終わると、棟上げです。棟上げが終わると工事が一気に加速していきます。屋根工事、土壁工事、外壁工事、電気工事、設備工事、・・・・それぞれの業者さんと打ち合わせをし、お互い連携して工事を進めていきます。

完成。住まい造りの開始。

完成引渡しの後、登記をして新しい家での生活が始まります。新しい生活の始まりは、幸せな住まい造りの始まりでもあります。きっと、住んでみて初めて気づくこともあると思います。私たちも定期的に雨漏りやその他の不具合がないか点検に伺いますが、住んでみてから何か気づいたことがあれば、お気軽にご連絡ください。皆様の幸せな住まい造りに参加させていただけたら、私たちにとっても幸せです。