先日、九州ポリテクカレッジに、構造実験に使う試験体を作りに行ってきました。
参加者は、九州大工志の会の会員7名。
と、ポリテクカレッジの先生と、学生さん。
ポリテクカレッジというのは、正式名称が九州職業能力開発大学校という、職業訓練できて、専門分野も学べる、大学と職業訓練校の間みたいな学校です。
北九州にあります。
今回の目的は、貫構法の強度実験のための試験体作り、です。
同じような実験は、いろんな場所で行われていますが、一口に貫構法と言っても、色々な仕様があり(3段か4段か5段、貫の寸法、楔の大きさ・形状・材質など)、九州で実際に行われている仕様での実験データは少ないようです。
そこで、実際に行われている仕様をアンケートをとって、今回はその中から3パターンを選んで実験することになりました。
こんな風に書くと、僕が実験するみたいですけど、実験するのはポリテクカレッジの学生さんです。
我々はあくまでも、試験体を実際の精度で作るという立場です。
学生さんに見守られながら、墨付けをして刻みました。
そして、肝心の試験体の完成を写真に撮るのを忘れました。
次回、実験の様子を見学に行くときには、きっと写真におさめてまいります。
この実験の積み重ねが、建築基準法を変えることに繋がります。
伝統構法が正当に評価されることを期待して。