
日本の山には、たくさん木があります。
なのに、大型の船で重油を大量に使って、高い運賃を払って、外国から木材を輸入しています。
その輸入木材がなかなか入ってこずに高騰しているため、オイルショックになぞらえて、「ウッドショック」と言われています。
オイルショックと決定的に違うのは、
日本にたくさんの資源(木)があるのに、「無い!無い!!」と言っていること。
何か、おかしい。
木材価格が一番高くなっていたこの夏に、
木を扱う人なら誰でも知っている「この時期に伐ってはならない」時期に伐った木材が高値で取引され、
ちょうど今、日本全国の現場で使われて、家が作られています。
高いお金を費やして、長持ちしない状態の木材を使った家を建てる。
何か、おかしい。
安いからと言って、いろんなもの(エネルギー・時間・人手)を大量に消費して買い付けた、遠く離れたところから運んできた木材を使う、
そしてその木材を使って建てた家は短いスパンで建て替えられて、結局はいろんなものを消費しただけで終わり。
やっぱり、おかしい。
これって、もう時代にあってないと思います。
地元の木を使って家を建て、その家を修繕しながら長く住み継いでいけば、
消費されるだけの木材は不要なわけで、安い外国の木材を使わなくても、多少高くても地元の木を使えると思います。
というか、地元の木材を買っても、そんなに高くないんですけどね。
何の話をしたかったのか、良く分からなくなってしまいました。
まぁ、日本の木材を取り巻く環境が、おかしなことになっているということだけは間違いないですね。
さて、長年の夢であった、
「地元の木で家を建てる」
という仕組み作りがようやく形になろうとしています。
再来年あたりには、宗像・福津の木で家を建てられるようになるかもしれません。
「地元の木で家を建てる」
これこそが、私の考える「持続可能な家づくり」「循環型の家づくり」の答えです。
(写真は、いつもその取り組みをうらやましく眺めていて、これからは活動の参考にさせてもらいたい「熊本の山の木で家をつくる会」さんの写真です)