最近、僕は夢を語るのが好きだという話です。
昨日、民家再生協会の会議でした。
2月と3月にひとつずつイベントを開催するので、その打ち合わせでしたが、内容が割とアッサリしているので、
ほとんどが、雑談でした。
雑談でしたが、これがとても刺激的な内容だったのです。
建築や木材業界の現在の話、なぜこのような現状になっているのか、これからの業界がどうなっていくのか、などいろんな話をしました。
そして、結局たどりつくのは、じゃあこれから僕たちがどうしていきたいか、の話になります。
夢のある大きな話をしました。
実現できたら、かなり面白いことになります。
話が大きすぎて実現できないかもしれないけど、やらないうちからできないと決めつけてしまっては、実現するはずもありません。
みんなと話していたら、何だか実現できそうな気がしてきました。
そして、日付が変わって、今日、また夢を語り合いました。
今度は、知人の不動産屋さんと。
これも、実現できればかなり面白い話。
いや~、夢を語るのは楽しいです。
同じ方向を向いている人と話したら、実現できそうな気がしてきます。
あとは、いろんなところでいろんな人に話をして、話を煮詰めて、実現に向かって行動すればいいのです。
長い道のりですが。
と、そんなことを考えながらやっている作業は、60年ほど前に建てられた門の移築です。
屋根回りが腐っていたので、部材を作り替えたり、部分補修したりしています。
今日は、反り屋根の曲がり垂木を作りました。
垂木とは、屋根瓦を載せる下地板を支えるための、斜めにかかっている材料です。
これが元々使われていた垂木です。ところどころ腐ってます。釘も抜けないやつがたくさんあります。
型板で書いた線に沿って、帯鋸(おびのこ)という機械で、切っていきます。これだけ曲がっていても、意外と機械加工が可能だったりします。
部材だけを見てもわからないと思いますので、完成写真を後日載せるつもりです。なるべく・・・載せるつもりです・・・
僕は、古い建物を扱う時は、当時の大工さんが何を考えて仕事をしたか考えながら作業します。
この形には意味があるんだろうな~とか、ここはちょっと手を抜いてるな~とか。
夢のような未来のことを考えながら、自分よりもはるかに年上の古い建物の事を考えて仕事をする。
これ、面白くないですか^^
さて、今から、職人の育成に関して夢を語るべく、ある人に電話します。
これは遠い未来ではなく、すぐにでも実現しないといけない、夢の話^^
では。