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板倉の家

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おはようございます。

先日の、工事中見学会にご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
寒い中、じっくりと大工の仕事を見ていただき、私の作った豚汁を食べていただきました。
私が、「ぜひ食べてください」と半ば強要したので、「美味しい」と無理やり言ってもらいました(^^)

さて、今日は、見学会を開いた現場とは別の、建築中の工事現場をご紹介します。

藏田邸工事中西側全景

藏田邸工事中東側全景

タイトルにあるように、この家は「板倉」という工法で建築しております。
「板倉」とは、柱と柱の間に、板をはめ込んでいって壁を作る工法のことです。
柱の側面に溝を作って、建前(棟上げ)のときに、柱を建てながら、その溝に壁板を落とし込みながら、梁を組み合わせながら、と建てるとき(棟上げのとき)にほとんどの壁ができてしまいます。
特に、真壁(柱が見えている工法)の場合は、この落とし板がそのまま仕上がりの壁になります。

室内を見ると、こんな感じです。

藏田邸工事中洋室内観

へぇ~、こんな工法があるんだね~と思ったみなさん、実はこの「板倉」は、みなさんの身近に必ずあります。
ほとんどの人が見たことあるはずです。
さて、いったいどこで・・・

答えは、「神社」です。

神社の場合は、外から見ても、この写真のように、柱と柱の間に板がはめ込んであるのが見えます。
「神様を祀るための建物」を作る工法が「板倉」です。
昔は、この板材を作るのには、相当な労力をつぎ込んだものと思われます。
工法としては、土壁よりも昔からあったと言われています。

さて、この「板倉」の魅力は、なんといっても、この無垢材に包み込まれている空気感。

藏田邸工事中居間内観

居間は、小屋組みが見えるようになっており、勾配天井も無垢板仕上げです。
もちろん、床もです。

ということで、この家は、床・壁・天井すべてが杉の無垢板で包み込まれています。
さらに、外壁も杉板仕上げ。
屋根も、見上げた天井板の外側にも、断熱層と通気層の間に杉の無垢板、板金の下地にも杉の無垢板。
とにかくものすごい量の杉の無垢板を使っています。

また、断熱遮熱性能もかなり高い仕様となっています。

年明けぐらいには見学会をしたいな~という声も上がっておりますので、その際は是非ともご来場ください。
そして、杉の無垢板に包まれる空間を体感してください。

完成したら、また報告します!

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