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熊本地震の被災地へ

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皆様からご提供いただいた支援物資を、熊本市南区川尻にある古川設計室さんに届けました。

ここから、阿蘇や益城の物資の足りていない場所へ、地域の方の手で運ばれます。
地域の方が運んだ方が、どこに何が足りないという情報がしっかり把握されていて、必要とされている場所に確実に運ばれます。

支援物資運び込み(600)

瑞鷹被害1(600)

瑞鷹被害2(600)

古川設計室屋根被害(600)

レンガ壁崩れ(600)

瑞鷹資料室妻壁補修(600)

古川設計室妻壁補修(600)

そして、被災した伝統的工法で建てられた蔵などの応急的な処置をしました。

蔵などの土壁は、地震で激しい揺れを受けるとヒビが入ったり、剥がれ落ちたりします。
土壁が壊れることで、地震のエネルギーを吸収してくれます。また、土壁の中には貫(ぬき)という部材が入っており、建物が完全に倒壊することを防いでくれます。

建物が倒壊しなければ、中の人の命は守られます。

一見、激しく壊れているように見えますが、土はまた練って塗り直しが可能ですし、傾きも直すことができます。
構造が壊れないように、先に土壁が壊れてくれるので、補修は比較的簡単にできるようになっているのです。

写真の建物も、完全倒壊ではありません。補修可能です。

素晴らしい街並みを形成している建物を簡単に壊してはいけません。
この川尻地区が、伝統的建物が補修しやすいことを世間に示して、価値のある建物が簡単に壊されてしまわないような流れを作らなければなりません。

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