
27日は、住幸房農園部の田植えの日でした(^^)
子どもたちは、仲良く並んで、おしゃべりしながらの作業です。
子どもたちだけで植えた列は、苗が1列に並んでいなかったり、土に付いていなくて水に浮かんでいたりと、後から手直しが必要でしたが、
まぁ、そこはご愛嬌(笑)
大人も子ども、わいわい、賑やかな田植えになりました(^^)
私たちが、機械を使わず手植えしているのには、理由があります。
みんなで楽しいイベントにするため、子どもたちの食育のため、いろんな理由がありますが、
一番は、このやり方が農法として一番効率が良いと考えているからです。
「手植えが効率が良い?」と疑問に思う方が多いと思います。
前提として、無肥料・無農薬だということがありますが。
まず、雑草にどのように対応しているか。
私たちは、ジャンボタニシに除草を任せています。
ジャンボタニシは、背の低い柔らかい草を食べるので、稲をジャンボタニシに食べられないような大きな苗に育ててから植えると、稲は食べられず、雑草だけ食べてくれるという、私たちに都合良く働いてくれます。
この、大きな苗を植えるというのが、機械ではなかなか難しいのです。
手植えであれば、大きな苗を選抜して植えることができます。
それから、稲の茎を太くし、分げつを促すために、株間を広くしています。
三角形の定規を転がしながら植えているのは、株間が40㎝になるように、です。
機械植えだと、どうしても、もっと密度が高くなってしまいます。
これは、生命力の強い稲を育てて、
さらにそこで生まれた生命力の強い米を、来年の種として使用して、
さらにこれを毎年繰り返して、最終的に生命力の強い米だけが残っていくという循環を作ることに繋がっています。
生命力の強い稲だけを育てることができたら、病気や害虫の心配も減ります。
ということで、一見、面倒な手植えをしているように見えるかもしれませんが、
私たちにとっては、確実で効率の良い農法として、この手植えでの田植えをしています。