二度目の縄文杉との対面は非常に困難なものでした。

前回は、トロッコ道から出発してトロッコ道に帰ってくるコース。
今回は北側の白谷雲水峡、もののけ姫の森のモデルになった森からの出発でした。
白谷雲水峡へは車で登れるのですが、徒歩で出発地点を目指しました。
まず、出発地点までに１時間以上の登山…
もののけ姫の森は割と楽な道だったような気がするのは、ここ以外が厳しかったからでしょうか…

もののけ姫の森を抜けて、縄文杉への道に向かう頃にはもう、小雨が落ちてきていました。
トロッコ道の途中に出て、しばらく歩き、険しいコースの入り口に着いたのが12時前。そこから標準的な足で、縄文杉までは往復４時間。
13時には縄文杉を出発しないと、帰り道の途中で夕暮れを迎えてしまうということで、バタバタ登りました。
13時を過ぎ、縄文杉に到着するころには雨もひどくなってきました。
雨具を入れたバッグははるかに先を行く人の背中に…
本格的に降ってきた雨に打たれ、帰り道を急ぎたいのとは裏腹に、他の登山客で渋滞…
みなさん、完全装備なので急ぐ必要なし。安全にゆっくり歩きます。
ほとんどの人は詰まってるって気づいたら、避けてくれるんですけどね。
２時間半ぐらいでトロッコ道に帰って来た頃には、全身ぐっしょり。寒い。
ここでやっとカッパを着て、面白みに欠けるトロッコ道をひたすら歩いてなんとか登山口にたどり着きました。16時半。朝６時半に歩きだして、まとまった休みもとらず歩くこと10時間。長いハードな闘いでした。
お迎えの車に無事ひろってもらい、過酷なツアーはなんとか帰路につきました。

みなさん、雨の登山はあまりおすすめしません。

写真はお目当ての縄文杉。
霧がかかって神秘度が増しています。

非常に達成感のある登山でした！
もうここは登らんでいいな…