
クリスマスイブの日に田川に行ってきました。
僕は今、NPO法人「環境にやさしい建築を考える会」という団体に首をつっこんでいまして、そのNPOの会員さんに田川で基礎屋さんをやっている方がいます。
その方が、毎年この時期に、自社のクレーンを使って電飾のケーブルを吊り上げてツリーを作っているのです。
一番高いところで60mもあるらしく、高さは日本一だとのこと。吊り下げる形式でのが日本一なのかな?
とにかく、デカイし、周りに高い建物がないし、河川敷(英彦山川)なので、遠くからも良く見えるんです。
何より感動したのが、この方の自費でやっていること。
ものすごく大掛かりなので、まさか個人でやってるなんて、誰も思わないでしょうね。
もちろん、いろんな人が手伝ってるんですが、おそらくそれもボランティアでしょう。
会社のクレーンを3日間このツリーに使っているので、この期間に現場で使うクレーンは他から借りて。
会社の従業員は、「この忙しい時期に!」と愚痴をこぼしているようですが。
最初に話を聞いたときは、出店とか出して、お客さんを集めているんだろうと思いましたが、なんと、商業的なものは何もないんです。
地元の人が足を止めて、川にそびえるツリーを眺めながら、交流をはかれたらいいなぁーと、ただそれだけなんです。
地元愛ですよ。地域貢献ですよ。
100万じゃきかないような費用がかかっているはずです。
見に来てくれた人が、川をきれいにしようとか、これを地元のイベントとして定着させようとか、いろいろ話してくれるのが、とてもすばらしい。
地域に根を張った生き方ですよね。
なんとも、感動させられました。
来年は、地元商工会と話をして利益を求めるような形ではなく、地域交流のイベントとして出店のようなものも出そうかという話になっているようです。
私たちも地域に貢献できる企業になれるようがんばります。