
9月16日(日)に、住幸房で再生中の現場で「土間の三和土ワークショップ」を開催しました。
主催は、NPO日本民家再生協会(JMRA)九州沖縄地区です。
今回は、なんと、九州全県(7県)+愛媛県から参加者が来られるという。。。
そして、その来場者のみなさんがこのワークショップを知ったきっかけのほとんどが、FacebookでJMRA九州のメンバーがシェアしていた記事を見てこられたという。。。
SNSの力は本当にすごいです。
今回来場していただいた皆様、遠路はるばるご来場いただきありがとうございました。
さて、今回体験していただいた「三和土(たたき)」ですが、
これは、土、石灰、にがり、この3つを混ぜて、叩いて固めるところから語源が来ているようです。
そして、今回使用した土は、なんと、この現場内に建っている解体予定の農業倉庫の壁土と、近所の山砂(買ってきたもの)を混ぜたものです。
そして、にがりの代わりに宗像の海水!
実は、濃度調節の関係で、結局にがりを少し海水に溶かしましたが、理屈的には海水でもできるはずです。
まずは、ミキサーで、土と消石灰と海水を混ぜます。
そして、叩く、叩く、叩く。
3歳児も叩く。
1歳児も叩く道具に載ってお手伝い。
実は、先週、住幸房に職業体験に来てくれていた中学生が、「僕も行きたいです!」と手伝いに来てくれました!
嬉しすぎます。
良い笑顔です。
この日の参加者はスタッフを合わせると40名以上。
叩く作業は、全員一斉にはできないので、
手の空いた人はこの家の家主であり、棟梁でもある滝口が家の中を案内しました。
叩く作業が終わると、表面を塗れたスポンジで均して
完成です。
白い石は、参加者が思い思いに埋めていました。
テーマは特にありません。自由です。
このあと、急激に乾き過ぎないように、ブルーシートを掛けて1週間ぐらい養生します。
広い土間ですが、さすがに、これだけの人数が入るとは思いませんでした。
次回のイベントは、12月1日(土)2日(日)に同じ現場で、完成見学会&薪割り体験会を開催します。
主催は住幸房で、参加費は無料ですので、ぜひ今のうちにスケジュールに入れておいてください。
薪ストーブの暖かさを体験できる良い機会ですので、ぜひともご来場ください。
私たちは、これからも、日本の伝統的な住文化の発展のために活動していきます。