地元で、めちゃくちゃ面白い活動が始まります!
これは、誰もが幸せになるようなプロジェクトだと思います。
まずは、みなさんに興味を持っていただきたいです😊
~~以下、知人の瀬戸昌宣さんのFB投稿の転記~~
「第一回宮地嶽鎮守の杜フォーラム」がいよいよこの日曜日2月12日に開催となります。
福岡県福津市のシンボルでもある宮地嶽(宮地山)。私が福津市に移った2年前から登り始めてすごく好きになった山です。その頃から、かなり荒れていましたが、この2年間での荒廃の進み方は加速度的です。
この山を、豊かな山に。
その思いから、関係者に再生事業についてお話しし始めてから少しずつ前進をし、宮地嶽鎮守の杜再生事業の入り口に今立てています。
YAMAPの春山慶彦さん、林学博士の西野文貴さん、伐らない林業を行う中川雅也さんをはじめ、素晴らしい仲間が次々と集ってくれています。
そして、全国16000人を超える皆様に支えていただき、今回のフォーラムを開催するに至りました。心から感謝申し上げます。
身近にあるからこそなかなか登る機会がない地元の山。
よくある話だと思います。
そんな山と関わることで、自然との繋がり、人との繋がりが次第に増えていく。
その最初の一歩としての集いです。
私は、環境科学、環境微生物学、農業昆虫学と研究を重ねる中で、さまざまな動植物、土壌や土壌微生物などと深く付き合ってきました。そのなかで思い知ったことがあります。
自然は常に生きようとしている。
その力は凄まじい勢いの反面、ちょっとした環境の変化でパタリとその歩みを止めてしまったりもします。
何らかの理由で起こる滞り。さまざまな対処法があると思いますが、たった一つの穴を穿つことで、空気や水が流れ出し息を吹き返すこともあります。そこからの回復は眼を見張るものがあります。
私は10年以上住んだ米国で、研究の傍らその実践の場として1アールの畑で約30種類の野菜を鍬一本だけで育てていました。
道具も時間もなくて踏みつけたり歩いたりちぎったりする以外に草刈りをする事もできない中で、植物と昆虫と土(の中の微生物)を具に観察しておりました。
その時、やっていたことは滞りを取ること。
空気がほしそうな植物のために空気の通り道をつくり、水がほしそうな植物のために水の通り道を作る。
ただそれだけのシンプルなことで、素晴らしい野菜が育ちました。
日本に帰国したら、大地の再生の矢野さんや土中環境の高田さんなどがそれを環境再生の手法としてやられていた。ありのままに環境を見て、あたりまえのことをあたりまえにやる人たちが登場していたことが、とても嬉しかった。
SOMAは「現代の杣人」になるという思いも込めた法人名ですが、やっとすこしその本懐を遂げ始めることができそうです。
これまでやってきた教育事業とともに、環境再生事業を中心に据えて動き出すこととしました。その第一弾が、宮地嶽鎮守の杜フォーラムです。
このフォーラムをとおして、これまで宮地嶽を支えてきたひとびとと、これから宮地嶽を支えていきたい人たちがつながり、ともに豊かな山、ひいては流域を作っていければと思います。
2月12日、皆様にお会いできることを楽しみにしております。
https://www.nikkei.com/compass/content/PRTKDB000000007_000072297/article