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現代の名工

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2月20日に、私たちの恩師である、山田日出明先生の「現代の名工」受賞祝賀会を開催しました。

http://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/takuetsu.html

九州大工志の会と、先生の会社(山田建築事務所)の皆さんだけだったので、小規模ではありましたが、先生や職人さんから色々とお話が聞けて有意義な時間となりました。

先生は、大工育成塾が始まる以前から若手大工の育成にご尽力され、福岡県の技能検定の審査員などを務められています。
私たち大工志(大工育成塾の修了生)にとっては、先生の存在をなくして、現在の自分たちはあり得ません。
大工育成塾では講師を努められていましたが、その他、修了製作や腕比べといった対外活動の運営にも携わっていたし、入塾試験の面接官や、講師の選定など、塾にとってもなくてはならない人物でありました。
それ以上に、技能士の試験の練習などで、先生の会社の作業場でみんなで練習したり、奥様には大人数分のお昼ご飯を用意していただいたりと、先生と塾生という関係を超え、親身になって私たちのことに力を注いでいただきました。
本当に、先生にいただいた御恩を挙げていけばキリがないのですが、とにかくお世話になっているという次元を超えた、私たちの恩師であります。

その山田先生が、現代の名工(厚生労働省の卓越した技能者表彰)を受賞されたということで、私たちにとっても本当に嬉しいことでありました。。
私たちは、現代の名工に指導していただいた大工として、これからも自らの技術の向上に努め、また、これからの日本の伝統文化を担う次世代の職人育成に精進してまいります。
今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。
この度は、まことにおめでとうございました。

そして、翌日の2月21日に、八女郡星野村の足達木材さんに天然しぼり丸太の製造の見学に行ってきました。
写真は、水圧で皮をむいているところです。
素手で触ると、肌が切れるほどの水圧です。
天然のしぼりは、皮がついている状態では、はっきりと「しぼり丸太だ」とはわかりませんでした。触ると何となくわかりますが。

在庫のストックが想像を超えるほどあり(写真で丸太に乗っているのは、平屋の屋根の高さ以上に丸太が積み上げてありました)、現在の家づくりで縁側の丸桁などが使われなくなっている状況をはっきりと見て取れました。

なんと、今月末で磨き丸太の製造を辞めてしまうとのことでした。
良い材料のストックも大量にあり、販売は継続していくようですが、何とももったいない現状です。
今は、良い木材にも高値が付かない時代です。
良い木材に、それ相応の値段がつかないので林業が立ち行かなくなってしまっています。
家づくりに求められていることが変わってきていると言えばそれまでですが、私たち大工にとっては、悲しい現状です。
地域の家づくりを支えてきた、伝統的な産業が継続して行けるような、そんな時代になるように、私たちの責任は大きいと思います。

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