九州産業大学の住居インテリア学科１年生の授業の一環で、プロゼミナール　プロジェクト企画「町のお買い物スポット　キオスクを作ろう」に参加しました。

九州産業大学のHPの記事
http://www.kyusan-u.ac.jp/news_view.php?nid=5695cfad92f2d

このプロジェクトの流れは、
①１年生が９チームに分かれて、キオスクのデザインを考える。
②９案の中から１案を選ぶためのコンペを開催。教授・講師陣と学生自身による投票で、実際に作るデザインを選定。
③実際に建てるにあたり、専門家（住幸房や瓦屋さん）との協議・修正を行う。
④木材の加工の現場を見学。（うちの作業場に見学に来ました）
⑤棟上げ（ホームページの情報はココ）
⑥床張り・瓦葺き・壁土付け
⑦カウンターを設置

授業の目的の一つに、実際の建築現場を知るということが含まれていたので、学生のデザインで実現不可能なところは実際に作られている寸法に変更したり、
また、伝統的な木造の軸組を勉強するということも目的だったので、足固め・貫を入れて土壁とし、フレームは大工の手刻みと、かなり盛り沢山な内容となりました。

僕が学生の頃は、木造の授業なんて４年間で９０分ぐらいしかありませんでした。

それから、この⑤～⑦の工事は基本的に学生が行いました。私たちは、指示を出すだけです。
最初は恐る恐る、さしがね、のこぎり、金づちを持っていた学生も、最後にはガンガンバリバリ楽しそうに作業していました。

学生に向かって話をさせてもらう場面も多々あり、けっこう突っ込んだ話もしましたが、学生の皆さんは真剣に話を聞き、積極的に取り組んでくれました。

良い経験をさせていただきました。

来年もやる予定です。楽しみです。

今月末に足場が取れる予定ですので、その時は、建物の写真もアップしたいと思います。

（追記）
完成しましたので、写真を追加します。