先週土曜日は、薪ストーブの煙突掃除の研修、天井張りの練習でした。
煙突は毎年、薪ストーブを使いはじめる前に、必ず掃除をした方が良いです。
使用頻度にもよると思いますが、九州では1シーズンに1回の掃除で良いかと思います。掃除をしないと、煙突の内部にススが溜まり、煙道火災の危険性が高まります。
煙突の掃除と併せて、ストーブも掃除します。
この時に、部品の劣化などを確認して、交換すべきものは交換します。
毎日、高温にさらされるのですから、当然、消耗部品は劣化していきます。
メンテナンスは必須です。
ますは、煙突内のススを落とすために、煙突の最上部の部材を外して、煙突掃除です。(写真撮り忘れました)
こんなに、ススが溜まるのかと思うぐらいにススが付いていました。
そのあと薪ストーブの構造を確認するために、パラせるとこまで部材を外します。掃除しながら、部品を外していきます。
新入社員は特に、ストーブの構造を初めて見るので、説明しながら作業していきました。
掃除が終わり、ボルト・ナットなどに潤滑油を浸み込ませて、メンテナンス終了です。
本来は、元通りに組み立てて、薪ストーブを着火して燃焼確認するまでがメンテナンスですが、今日はこの後の工程があるので、着火せずに、
新人研修として、天井の張り替え工事の練習をしました。
既存の天井は、軽天下地のジプトン仕上げです。
そこに、端板を流して下地とし、仕上げに無垢の杉板 本実目透かし板を張っていきます。
普段の現場作業では、じっくりと教えている時間がないのですが、
この社内研修では、時間をかけてひとつひとつの作業を確認し、どうしたらうまく工事を進められるか教えながら作業していきます。
社内でやっているので、当然、いろんな職人さんから次々とアドバイスが飛んできます。
そして、ここでは失敗も学びです。
現場では失敗が許されない場面も多いので、そもそも作業を任せてもらえないことが多いのです。
でも、それでは、なかなか仕事を覚えられません。
任せられて、失敗しながら経験を積んで、仕事を覚えていくのです。
僕が弟子のころは、こんなにしっかり教えてもらうことはありませんでした。
「見て覚えろ」の時代でした。
これからは、「きちんと教える」時代だと思っています。