やっと、屋根下地が終わりました!
真夏に1ヶ月以上、屋根の上の工事で、大工のみんなはすっかり黒く焼けてしまいました😊
なぜ、そんなに時間がかかったのかというと、
ここに建っている100年の間に、この蔵の一部が傾いてきたり、沈んできたりと、
新築のときのように水平垂直が全く出ていないため、
高さ、通り、長さなど、全て新しく設定しなければならないからです。
特に大変なのは、屋根の平面を出すことです。
元々、屋根瓦が土葺きだったため、屋根の平面が凸凹して、このままでは桟瓦を葺くことができません。
母屋・束から全て交換することも考えましたが、屋根裏が全て化粧になるため、古い垂木を残して、その上に30㎜の厚板を張り、その厚板の上に垂木を打つ段階で平面を出すことにしました。
垂木の下の横桟は、その調整のためのしたじです。
そして、垂木間に断熱材を入れ、野地板、遮熱ルーフィングを張って、やっと下地が完成です。
ただ、この状態で台風を迎えることになってしまったので、
週明けの台風がなるべく遠くを通ってくれることを祈るばかりです🤲