久しぶりの書き込みになってしまいました。
前回の書き込みから一月以上放置してしまいましたが、今月からまた、近況をなるべくお伝えできればと思っております。
表題の税理士事務所ですが、まずは写真を
カフェかと思って、気軽に立ち寄ろうとしたあなた。
ここは税理士事務所です。
先月末までここの工事をしておりました。
縁あって、税理士A様から事務所の移転に伴う、改装工事の依頼を請けまして、
8月1日の事務所開きになんとか間に合わせるべく、がんばりました。
なかなか普段は、自分のことをがんばったとは認めきれない私ですが、今回はがんばったと言えます。
先日、完成後に事務所を伺いましたところ、「来る人来る人、みんなが褒めてくれる。とても満足している。」とのお言葉をいただきました。
やっぱり、この幸せそうな満足そうなお客様の顔を見るたびに、この仕事しててよかったなーと思うのです。
そして、今回はさらにもうひとつ、素敵な言葉をいただきました。
「これは、私とあなたの共作です」と。
私は、ずっと前から、建築家が設計した建物を「自分の作品」と言っていることに違和感を感じていました。
いや、嫌悪感を持っていました。
何の仕事でも同じだと思いますが、私たち作り手が使い手(住み手)より前に出てはならないと思うのです。
もし、私が「自分の作品を欲しいと思う人としか仕事をしなくていい」と言い切って、自分の好きな仕事しかしない芸術家であれば、話は別ですが・・・
なので、私は、自分たちの設計した建物、施工した建物を「作品」とは呼びません。
今回のこの事務所の改装にあたっては、A様と相当回数の打ち合わせをしました。ほぼ毎日、2人で、ど-しよーか、こーしよーか、と言いながら悩み抜いて、完成を迎えました。
A様の思い入れも相当のはずです。
そこで、共作と言っていただけたのは、私たちの仕事を認めていただいたということなので、非常に嬉しかったわけです。
本当は、A様がなんとなく思い描いていたものを、実現するお手伝いをした、というぐらいでもいいんですけどね。
ですが、せっかくなので、半分は私の作品ということにさせていただきます。
A様、ありがとうございました。