ロシア材を使用している施工業者が、国産材を使用するように転換したら、1棟当たり上限1500万円の補助金を出すそうです。
いったい、何に対する補助なのか、全く意味が分かりません。
ロシア材が入ってこないから国産材に切り替えなければならないとして、それで損失が発生しますか?
ウッドショックで国産材が値上がりして、原材料費が上がったのと、何か違いがありますか?
横架材(梁、桁など)、下地材、面材は使用量に応じて2.7万円/㎥(立法メートル)
さらに、構造にCLTが使われていれば、CLTの使用量に応じて6.6万円/㎥
これに加えて、設計段階で国産材仕様と書き込めば、6,350円/㎡(床面積)書くだけなのに、お金がそんなにかかりますかね?
僕の自宅の木材使用量は、おおよそ60㎥ぐらいで、床面積は36坪(119㎡)です。
この補助金がもらえるとしたら、国産材使用で2.7万円×60㎥=162万円、設計で6,350円×119㎡=755,650円
合計2,375,650円もらえることになります。
(実際は、いつも国産材を使用している施工業者は、補助対象外です)
大型の木造建築になったら、そりゃ上限1500万円なんてすぐに到達するでしょう。
いやいや、これ、何の補填ですか?
単なる、業界への利益誘導としか思えません。
こういう補助金って、一般の方には全く知られないうちに、しれっと施行されて、とんでもない金額が費やされているんですよね・・・
頭の良い官僚のみなさんがやってる施策だとは、とてもとても信じられません😢