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泥つけ

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今日、壁の泥つけをしました。
しっくい仕上げの壁はもちろん、板壁のところにも竹小舞をくんで(九州では『えつり』を『かく』と言います)、そこに粘土質の土とワラスサを混ぜて寝かせたものを塗りつけていきます。
壁に強度を持たせる役割と、断熱材としての役割もあります。しっくい仕上げの下地にもなります。

今日は家主さん(青い服に頭にタオル)や家主さんのお店の従業員さんが手伝いに来ました。
僕も少しお手伝い…というか体験程度ですね。
週末には家主さんの家族や、近所の人も手伝いに来るそうです。

昔はこの泥つけも建前から続く、近所のイベントでした。えつりをかく、泥をつける、作業には特別な技術はあまりいりません。もちろん、きれいに早く、という技術は左官さんに任せるとして。左官さんのフォローがあれば素人でも子どもでも問題ないんです。
自分の家の壁を塗った、近所の人に手伝ってもらった、ことはこの先その土地に住み続けていくのに、非常に大きなメリットです。
自分の家への愛着、近所の人たちとの関わり合い。現代に薄れてきている、そんな感覚を取り戻せるような、そんな作業です。

この泥つけの期間は大工が入っていると邪魔になるし、僕らも作業しにくいので、一旦、福岡に帰ります。
外部の材料を作って、また来週、屋久島に戻ります。

久しぶりの我が家。みんな元気かなーはなちゃん(犬)の散歩が楽しみです!

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