
所有する山の木で事務所を建てるプロジェクト
本日、建て方1日目、前起こし(柱立て)でした。
皆さんが知っている(かもしれない)「棟上げ(むねあげ)」とは、家の骨組みを組み上げる作業全体を指す言葉ではなく、
屋根の一番高いところの材料「棟」を上げる作業のこと、もしくは棟が無事納まって、家全体の骨組みが完成したことを祝う行事のことを指します。
今日はその棟上げの前の工程、前起こし(柱立て)をしました。
この現場は、布基礎の上に御影石の平板を置いた石場建てです。
石場建てになる柱を立てて、足固めを挿し、管柱を立て、貫を挿していく、文字通り、柱を立てていく作業です。
組む順番を間違えると、組み上げることができなくなってしまうという、経験値&想像力が必要な工程です。
墨付け刻みを担当した大工からすると、これまでやってきた作業の答え合わせの瞬間でもあります。
今日の作業は、目標のところまで、無事に到達しました。
この後は、クレーンで桁・梁を吊り込んで、屋根の架構を作り、屋根仕舞いと進んでいきます。
ちなみに、骨組みを組む作業全体のことは、「建方(たてかた)とか、「建前(たてまえ)」と呼びます。
そう、これは皆さんが良く知っている「本音と建前」の「建前」です。
これは実は、建築の用語から派生して、一般的に使われるようになった言葉です。
他にも、「ろくでなし」「几帳面」「いの一番」なども同じように、由来は建築用語です。
今日は気温が30℃を越え、まだ暑さに慣れていない身体に非常に堪えましたが、
汗をかきかき、一生懸命作業していたため、作業中の写真を撮るのを忘れてしまいました😅
撮っているのは休憩時間前後の写真のみです。
他の人が撮影した作業写真は、また後日、アップしたいと思います。
明日予定していた棟上げは、雨天のため順延となりました。
棟上げの日に、棟が上がる瞬間の写真は撮りたいと思います!